コラム

ヘアカラーとパーソナルカラー 〜美容師の現場から〜

「ミルクティーみたいな髪色にしてください!」
今週で3人目かな?このリクエスト。
“○○の紅茶 ミルクティー色”が火をつけた90年代のハイトーンカラーブーム。
ブロンドカラーの憧れからヘアカラーは市民権を得たように広がりました。
ご注文通りの色へ仕上げるために、スタイリストのブリーチングとカラーリングテクニックも磨かれた。
仕上がりは完璧なミルクティー色。そして満足そうなお客様。
いい仕事した~!はずなのに、何だろう残る。。何故だろう違和感。。

思い起こせばこの頃の消化不良が、カラーの世界へ踏み出すきっかけだったと思います。
パーソナルカラーを知ってからのサロンワークは、色を扱う楽しさと、伝えきれないもどかしさのジレンマの日々。パーソナルカラーとヘアカラーの融合にいくつか課題が見えてきました。

先ずは、美容師の知識の薄さでした。(私ももとより)多少色彩の知識はありますが、パーソナルカラーを学んでいるスタイリストが少ないこと。さらにパーソナルカラーへの誤解でした。
そして、共有の認識。お客様とスタイリスト、診断したカラーリストが共に分かり合えるツールが無い事でした。

最初の課題解決として、サロンワークの傍ら美容師へのパーソナルカラー普及に務めました。
またヘアカラーの際にパーソナルカラーの提案もしました。
サロンで専門のヘアカラーリストを置いている美容室はまだまだ少なく、ほとんどのスタイリストが全てこなしているのが現状です。
パーソナルカラーは関心があっても、お客様からのリクエストにお応えすることが精一杯でした。

カラーリストからは、美容室で見せられるヘアカラーチャートの意味や違いがよく分からないし、「MAT(マット)」や「ASH(アッシュ)など独特の表記が理解しにくい。
またお客様から美容師へなりたい髪色の伝え方が難しいというお声を聞いていました。

色素を持つ髪の毛は、お洋服やメイクとはまた違った色の再現となります。
世界で3種に分かれる髪質のうち、モンゴリアンに入る日本人の髪質は濃褐色~黒褐色。
この色素はメラニン色素量で決まりブルーベースの色味には少し邪魔でした。
さらに、各メーカーによるカラー剤の特性など、これらのまとめ方に試行錯誤が続きました。

月日が経ち、歳を重ねたミルクティーガール達のリクエストは、白髪染めへと変わっていきます。
それに伴い、「明るい色での白髪染め」へとカラー剤の開発も進みました。
それまでの「白髪染め=暗い色に染める」という概念を解き放ち、白髪を明るい色へ染め、より幅広く髪色バリエーションを楽しめる、新たなオシャレを展開できるようになりました。

そんな今こそ、パーソナルカラーをいかせる時!とこれまでの経験をもとに、パーソナルカラーリスト、お客様、美容師の3つの視点を意識して、次の課題であった共通認識のツール、オリジナルヘアカラーチャートを製作しました。

その名は、パーソナルヘアカラーチャート「印象と髪色」。


ヘアカラーでポイントとなるのは「色相」と「明度」です。
お客様へ色を分かりやすく伝えられるよう、各ベースの色相を配置しました。

「イエローベース」の色相はレッド(オレンジ寄りのバーミリオン)、オレンジ、イエロー、マット(グリーン)。
中でも、オレンジやイエローは髪の色素特性もあり色もち良くベース効果を感 じられます。
また、少しスッキリ見せたい時には、レッドやマットがその効果を出します。

「ブルーベース」の色相は、ベージュ、アッシュ(ブルー)、ピンク、レッドパープル。
ブルーベースの救世主!ここ10年ほどどのメーカーにも定着してきた黄みを穏やかに仕上げる「ベージュ」と、中高~高明度でさらに透明感を出す「ピンク」を分類しました。
また、アッシュやレッドパープルは黄味を抑え、クールさや華やかさを出します。

「明度」は「明るさ」としました。
メーカーにより定めている明度が異なることや、お客様への伝わりやすさを考慮して「明るい」「中くらい」「暗い」の表記としました。
(美容師の中には明るさをレベルやトーンといった表現をする場合もあり色彩学を学んだカラーリストを困惑させる事もあります。)
また、お顔にあて確認できる 明度スケール(ものさし)を取り外しが出来るようにしました。
この明るさの段階は日本人の髪を明るくしていく平均的な基準となるものを選びました。

このカラーチャートでパーソナルカラー効果を髪色へ活かすために難しく感じていた部分を整理しました。
カウンセリングや指導にも便利なツールとなっています。

お洋服やメイクとネイルに加え、少し難解に思われていたヘアカラーまで、トータルで色を活用し一人一人の美しさを彩るご提案へと繋がることを願います。
どうぞご活用ください。

美容師 小林早千子
Kobayashi Sachiko
balance1993sk@gmail.com
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