コラム

流行色 〜 色は世につれ、世は色につれ 〜

ファッションやメイクに流行があるように、色にも流行があります。毎年発表される流行色とは別に、実際に社会的に流行した色の事です。
色はそもそもが心理現象です。そして人の心理は社会情勢に深い関わりがあります。その結果色は敏感に時代を反映し、それに流行が伴ってきました。

色が流行として社会的に意識づけられたのは1960年代に発表された「シャーベットトーン」です。戦後復興の高度成長期に「シャーベット」というオシャレな氷菓と、「トーン」という耳新しい色彩用語は今なら間違いなく流行語大賞に選ばれそうな勢いで人々にアピールしました。産業界が共同で打ち出したカラーキャンペーンは、家電にもファッションにも取り込まれ、世の中をずいぶん明るく爽やかに彩りました。今の日本で、人気の代表的表現になっている『カワいい』の原点の色達がはじめて登場したともいえます。

それまでの時代は権威的で縦社会のイメージが根強く、色も明度が低く、重厚で格調の高い色が多く用いられていました。電車は褐色、車は黒い塗装が当たり前だった時代です。
その観点から見ると、高度成長期を迎える頃から社会的な色の選択は激変したと思えます。日通の黄色いトラックが街を走り出し、JRのコンテナが明るいグリーンになり、電車もオレンジやブルーやグリーンに変わりました。その後も好景気、不況の繰り返しの中で時代の色は彩度や明度が上がったり下がったりしながら社会を映し出しています。

ファッションやメイクは大きなサイクルでは30年、ゆったりしたサイクルでは10年くらいで変わっていきますが、パーソナルカラーのフォーシーズン分類も同じイメージで纏められたグループといっても、その中で流行の影響は受けています。

例えば『秋』のグループはもっとも日本的なイメージに結びつきやすい特徴があります。ちょうど秋に野山のような黄みが有り、重みがあり、複雑で微妙なグラデーションを感じさせる色が多いグループですが、以前に比較すると全体的に明るく軽やかになっています。すごく重々しい「秋」の人は少なくなっているような気がします。

パーソナルカラーは1980年代に渡来しましたが、当初はアメリカの色調域に新鮮さと共にびっくり感も多く、無理にでも合わせるか、違和感を感じるかコンサルティングする側も整理しきれなかった時代です。
30年の年月の中で、その国の風土や文化が育んだ審美眼を基準に『似合う色』の考え方も変わってきました。

今の時代の色は、ざっくり言えばコントラストよりアナロジーの傾向があるように思えます。
付け加えると、形と色は連動しています。色が軽やかに優しくなると共に、形もどこかまるっこくなり、エッジが効かなくなったような気もします。
色は時代背景と面白いほど関連しています。その時代に流行した色=その時代を彷彿とさせます。色から時代を読むのは本音が感じられ面白くておすすめです。


                                         トミヤマ マチコ
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